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STELCOが遠隔変電所のセキュリティカメラシステムにPerleのPoEスイッチを採用

 

屋外に設置される防犯カメラは、光熱、雨、雪など、厳しい環境の中で動作するように設計されています。スイッチ、ルータ、電源などのネットワーク機器は、環境から保護する必要があります。そのため、STELCOが50の変電所と変圧器の設置場所に防犯カメラを設置することを決めたとき、IP65 NEMA対応筐体内に収容される産業用のネットワーキング機器が必要になる事は承知していました。厳しい環境に耐える機器を選ぶ際には、考慮すべきいくつかの要素がありました。

 

多くの商用グレードのネットワーク機器は、内部電子部品が発生する熱を放散するために換気を前提にしています。ただし、IP65 NEMA筐体は密閉のため、内部の機器は-40℃~+75℃の温度で動作する必要があります。

 

カメラはポール、または建物の側面に取り付けられます。そのため、PoEスイッチはセキュリティカメラにPoE(パワーオーバーイーサネット)を提供するだけでなく、本社にあるカメラと記録ステーション間のデータ伝送のための銅線イーサネットからシングルモード光ファイバ変換を提供する必要もありました。

 

 

STELCOのネットワークエンジニアであるハッサン・シファズ氏は、「Perle IDSスイッチは、運用上の接続要件を満たし、監視カメラに電力を供給できるため選択しました。スイッチはファンレスで高温をサポートするため、NEMA筐体内の環境は問題ありません。安定稼働しています。」

 

Perle IDS産業用PoEスイッチは、接続されたIPカメラに30ワットPoEを提供し、銅線から光ファイバーへの変換を行います。小型のフォームファクタにより、コンパクトなNEMA筐体への容易な設置が実現されました。未使用のイーサネットポートは、カメラ、モーションセンサ、その他の機器を使用して、今後の監視拡張に使用されます。

 

Perleの産業用PoEスイッチは-40℃から+75℃の温度範囲で作動します。全ての部品は温度定格され、十分に熱室テストされています。高温または低温にさらされると故障を引き起こす可能性が高い「商用グレード」の部品は使用されていません。

 


 

State Electric Company Ltd. (STELCO)について

 

STELCOは、モルディブ全域の顧客への電力発電と分配を担当する国営企業です。STELCOは18の島々で15の電力システムを運営しており、国の人口の46%に電力を供給しています。各電力システムは独立した発電・配電インフラを所有しています。